前回の投稿から、あっという間に季節が進んで、
小満も末候。
草木や生き物たちが成長(生長)し、やがて天地に満ち始める季節。
気候も爽やかで、一年の中でも過ごしやすい季節です。


本日の金継ぎは、古い抹茶碗。
ご依頼主は、ある分野において、日本のデザインの第一人者としてご活躍された方。
どこのお茶碗なのか、尋ねましたが、わからないとのこと。
ただ、箱根の早雲寺・ご住職にお見せしたとき、
すぐに「ころくだろう」とおっしゃったそうです。
宋胡録(すんころく)のことでしょうか。
とにかく、見た目以上に軽く存在感のあるお茶碗でした。