二十四節気 啓蟄

冬籠りをしていた生き物たちが、
もぞもぞと活動を始める季節。

冬の間のピンと張り詰めた空気から
水分を含んだ、春霞へと変わります。




写真は、
お手伝い中の息子さんが割ってしまったというプレート。
息子さんのお母さんのお手伝いしようという気持ちが嬉しいですよね。

洋食器のリムプレート、このように割れることがよくあります。
教室の生徒さんより、細いラインで仕上げたいという声をお聞きすることが多いですが、
まず1番の大きなポイントが、接着です。

本漆の金継ぎの場合、
硬化するまでに1週間〜2週間ほど固定しておく必要があります。
その際に重力などでズレが生じることがあります。
万が一ズレて固まってしまった場合、その段差を埋めるため、結果線も太くなってしまいます。
(基本。器との相性を見て太いラインにする場合もあります。)

ズレを防ぐ方法は、一つ。

接着後、微調整を繰り返すのみです。
できれば1時間後に1回、その2〜3時間後にもう一回。と
こまめにチェックしてください。

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