ガラスの金継ぎ


ガラス製のグラスやプレートなどのお預かりが増えてきました。
以前はガラスは金継ぎできないと考えられていましたが、
現在は、様々な漆精製技術と研究熱心な漆屋さんにより、
ガラスや釉薬の上に塗っても剥離しにくい漆が販売され、
ガラスでも漆で継ぐことができるようになりました。


とはいえ、細いステムなど、
何度やっても安定しないものもあります。
接着できたと思っていてもグラグラしてなかなかうまくいかなかったりと、
ガラスという素材の難しさにはいつも頭を悩まされていますが、
仕上がりの美しさには代えがたいものがあります。



そして、漆の特徴でもある茶褐色の色が、
透明さがうりのガラスにおいては、断面に塗った接着用の麦漆の色が見えてしまうということが起きてしまいます。
その場合は、断面に箔押しを施したのちに接着する場合もありますが、
あまりにも薄いものや色ガラスなど、器の特徴・破損状態によって判断しています。


【ガラス漆について】
いつも材料や道具をお願いしている、
堤浅吉漆店のホームページhttps://www.kourin-urushi.com/
には、ガラス漆の特徴として、以下のように述べられています。

  • 研磨不用
  • プライマー不用
  • 焼付け不用
  • 面倒なマスキング不用
  • 基材の質感は変わらない
  • 基材に直接漆を塗り、乾燥させれば、従来漆の何倍もの密着強度が実現
  • クオリアコーティングとの併用でさらに安心
  • 金継ぎにも最適・・・ガラス漆の生漆で麦漆やサビを合わせて頂くことも可能。ガラス漆の呂色漆や絵漆も可能です。
  • 生漆・塗り漆各種・色漆・カラークリヤー漆、基本的にすべての種類でガラス漆が可能です。
  • 食品衛生法に適合しております。

    ガラス漆は天然漆に対し、約10%の合成樹脂が添加されています
    ガラス漆は、100%密着を保障するものではなく、従来漆に比べ強力に密着するという商品です。 使用の際は、必ず密着テストをして頂きます様お願い致します。 ガラス漆を上塗りに使用した際の塗装表示は漆・合成樹脂混合塗装となります。(堤浅吉漆店HPより)



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