漆の糸玉

2024年1月27日、
いらはらみつみ先生をお迎えして、

縄文の神秘を探る
漆の糸玉作りワークショップを開催いたしました。

講師
いらはらみつみ先生
「ゼロからの金継ぎ入門」著者
東京藝大大学院漆芸専攻修了
個展・グループ展多数

【漆の糸玉】

福島県三島町荒屋敷遺跡(縄文時代晩期の遺跡)で発掘された、
細い糸束が赤色の漆で丁寧に塗られ、結ばれた状態のもの。

その糸玉の正確な用途は不明とされていますが、
糸玉を連ねた首飾りのようなものも発掘されているとのこと。


また、赤い色は、魔除や厄除の意味も持つといわれ、祈りの場でもよく使われています。


講座の中では、
その姿が胎児に似ているとか、
勾玉のようだという話も出てきて、

古の縄文時代に思いを馳せる場面もよく見られました。


葦でできたペンは、
カリグラフィーのペンと書き心地が重なる部分も。

まず2メートルほどの精麻をよって糸にします。

無心に糸をよる行為はすでに祈りの行為となります。

残った精麻は、玄関に飾り、

出かける時と、帰ってきた時、そこを触ることで邪気を払ってくれるそう。

葦でできたペンは、
カリグラフィーのペンと書き心地が重なる部分も。

使った葦は、金粉を蒔く際に用いる
粉筒に。大サービスで粉筒の作り方も教えていただきました。

よった糸に葦ペンで願いを書いた雁皮紙を折って結び込みます。

普段は漆に触らないように、

気をつけて作業するのですが、

この日は手袋をつけた手でベタベタと塗っていきます。

みんな形がそれぞれで面白い

みんなの願いが叶いますように。。。

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