漆について①

「漆(うるし)」

漆科のウルシノキから採取した樹液を加工した、
ウルシオールという成分を主成分とした、天然樹脂塗料である。

日本の各地で石器時代の矢の根石に、当時の人々が硬石で矢尻を作り、
竹の棒を割って、それをはめ、はめ口の部分を藤蔓などの皮で縛り、そこに漆を吸い込ませたものが見つかっている。

その漆のしみ込んだ部分だけは腐らずに、光沢もちゃんと残っているという。

縄文時代の遺跡からは、土器と一緒に、朱漆や黒漆を塗った椀や、竹で編んで漆を塗った器、
漆を塗った櫛や耳飾りなども見つかっている。

何千年も前から漆というこの樹液を現代と同じような使い方をしているとは、大変驚きです。

古代の氏族制度の下では、玉造部、織部、などに並んで漆部もあった事が記録に残っています。
うるしを使った漆芸というものは日本では想像以上に早くから発達していたと考えられている。

参考文献:うるしの話 松田権六著 岩波文庫

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