漆かぶれについて

漆=かぶれる

本漆を使って金継ぎをしているという事をお話しすると、
ほとんどの方から、「かぶれないですか?」と聞かれます。

でも、「漆器を使ってもかぶれる事はないですよね?」
とお話しすると、「そうねえ。。。」と半分納得されたりもします。

○漆かぶれは、漆が乾く時に起きる現象なのです。
乾いていない漆は、漆の主成分である、ウルシオールによるアレルギー反応を引き起こしやすく、かぶれる場合があります。

完全に乾いてしまえば、どんなにかぶれやすい人でもかぶれることはありません。

金継ぎでは、塗りの工程の他、研ぐ工程においても、乾きが不十分の時はかぶれる事があります。

漆かぶれは、すぐかぶれる体質の人もいれば、全くかぶれない人もいますが、
乾いていない漆を扱う際には手袋を着用し、肌に直接触れないように予防する事をお勧めしています。
(私の経験上、手袋をつける前にハンドクリームやオイルを手になじませておくと、漆が触れた場合にでもすぐに肌に浸透する事を防いでくれるような気がします。)

そして、漆が肌についた時はすぐにサラダ油などの植物油で洗い、石けんでよく洗う事も大切です。

peace♡

参考文献
うるしの話 松田権六著 岩波書店

鎌倉【金継ぎ教室のご案内】
お申し込み・お問い合わせ
info@golden-joinery.com
https://golden-joinery.com

○鎌倉山教室
2/25(木)13:00〜15:00
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3/24(木)13:00〜15:00

○七里ガ浜・aosola教室 http://aosola.jp
3/27(日)14:00〜16:00 残席2名
4/24(日)14:00〜16:00

○長谷・蕾の家教室 http://www.viajes-jp.com/kintsugi.html
2/26(金)10:00〜12:00
3/25(金)10:00〜12:00

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